おすしさんのショタ🐶🥦くん嬉ション(https://x.com/ikasiolemon/status/1971972450478071920)派生です
デクを迎え入れてからしばらく。日中の留守番にも慣れて、俺が帰っても粗相をすることはなくなった。
140センチそこそこまで身長が伸びて言動もそれに見合うほどに成長したデクは、日中暇だと言って家事をするようになった。掃除や洗濯もすぐに覚えて、最近は包丁や火を使った料理も一人でやらせている。
出張の話をした時も、不安そうな顔をしたのは最初だけだった。「任せて」と胸を張って見せ、四日分の食材を買うため一緒に出掛けた時には、いつもより多く買ったお菓子を嬉しそうに抱えて笑っていた。
「……ただいま」
玄関はしんと静まり返っている。いつもなら廊下の先にある扉のすりガラス越しにダイニングの柔らかい光が差し込んでいるはずだった。テレビの音と一緒にカチャカチャと料理の音も聞こえてきて、少しするとエプロン姿のデクが嬉しそうに顔を出す。そのどれもが無く、真っ暗な廊下が続いている。
「デク?」
真っ暗なダイニングに入り、電気をつける。ソファの上でデクが丸くなって寝ている。傍へ寄って見ると、出先で「どうしても」と欲しがった俺のコラボグッズのぬいぐるみを抱え込み、顔を埋めるように抱きしめていた。
様子を見るよう頼んでおいた切島からは元気だと聞いていたが、出張前に買い込んだヒーローズチップは減っている様子がない。
「ん……」
眩しいのか、デクの顔が歪む。ぬいぐるみへ更に顔を埋めようと少し身動ぎし、ピタリ固まった。目を閉じたまま、鼻をくんくんと鳴らす。「デク」と俺が声をかけると、耳がぴくりと動いた。顔をこちらに向けて、目を薄く開けて眩しそうに瞬きしている。
「か、っちゃ……?」
「ん。帰った」
ぽう、とソファに横たわったまま、デクは俺を見上げている。寝ぼけているのか「かっちゃん……」ともう一度呟いたかと思うと、手をこちらへ伸ばしてきた。その手を取り「ただいま」と伝える。
「……、」
「いい子してたか」
「……ぁ……!」
ようやく覚醒したのか、デクは目を大きく見開いて起き上がった。立ち上がり、跳ねるように俺に抱き着いてくる。
「かっちゃん……!」
「おー」
ぶんぶんと尻尾を振る振動がデク越しに伝わってくる。デクは俺の胸に顔を埋めて、全身を擦りつけるように密着した。興奮が止められないのか、すりすりと胸に顔を擦りつけ、背中に回された手がぎゅうぎゅうとシャツを引っ張っている。
「おかえりっ!おかえりっ!」
「ん。ただいま」
胸元のシャツが濡れていく感覚がする。大きくなったとはいえまだ子どもだし、余程寂しかったんだろう。小さな背中を抱き返してやると、スンと鼻をすすったデクは尻尾を振る勢いを弱めた。俺のシャツを引っ張っていた手をとめて、ぎゅっと抱き返してくる。
そろそろ夕飯の時間だが、今日は出前でもとるか。
「っ、ぁ……!」
「あ?」
「ぁ、あっ!かっちゃ、離して……ッ!」
慌てたように俺を突き放したデクは、少し身を屈めて顔を伏せた。内股になり、下腹部を抑えて身を固めている。
「あう、ぅ……ッ!」
ポタ、とフローリングに水滴が落ちる。「うぅ」とくぐもった声を出したデクは、顔を真っ赤にして歯を食いしばっているようだ。なんとか堪えようと意識を集中させている。
「や、見ないでぇ……ッ」
小さい頃は平気でじょーじょー漏らしてくれていた癖に、今更何を言うのか。可笑しくなった俺は固まるデクを抱き上げる。
「な、かっちゃん?!なにっ…おろしてっ」
「おー、そのままガマンな」
「なに、っ…もれちゃうよぉ……!」
小便を必死で止めているデクは抵抗も出来ず、衝撃に耐えるので精いっぱいといった様子で股間に手を当てて身を縮める。そのまま風呂場に連れ込んで、タイルの上に立たせた。真っ赤になって目に涙を浮かべたデクが鏡に映っている。
「いいぞ」
「は、」
「出しちまえ」
「へ…?や、やだやだ!」
デクの手を掴みあげて股から外すと、濡れて色の変わったズボンが鏡に映った。腰を引いてなんとか逃げようともがくデクを抱え込み、耳元へ口を寄せる。
「おら、しーしー」
「ひ、い……ッ」
デクの手を解放して、ズボンの上から下腹部をゆっくり手で押しつぶしていく。デクは必死に俺の手を外そうと掴み、ガクガクと内股の脚を震わせる。
「ぁ、出ちゃ、おしっこ、や……!」
しょわ、という音と共に、俺の足元も温かく濡れていく。重くなったデクのズボンからも小便がタイルに流れ落ちていく。
「ぁ……」
デクは放心したように全身の力を抜いて、俺に体重を預けてきた。真っ赤に染まった虚ろな顔が鏡に映る。
「う……」
ゆっくりとタイルに座り込む。デクは俺にもたれかかり息を整えている。
「……ごめんなさい……」
「あ?」
「ぼく、もう大きいのに……またお漏らししちゃった」
落ち着いたのか、目に涙を浮かべたデクがこちらを伺うように見上げてくる。頭を撫でると、目を細めてぐりぐりとすり寄ってきた。
「良い子でお留守番出来たな」
「うん……っ」
湯舟にお湯を張りながら、シャワーで服ごと体を洗い流していく。デクは恥ずかしそうに顔を染めながらも、何度も「おかえり」と言って俺に抱き着いた。